恐怖麻痺反射とは

発達障害・心と身体のつながり

恐怖麻痺反射とは(発達障害の一部の呼び方) 

胎児の時に生き残る為に必要な身体の反射条件、成長するために子宮内で現れる「反射的(自動的)な動き」です。

脳(脳幹)によってコントロールされて、出生するプロセスに必要で赤ん坊の初期の発達に重要です。

反射は 出現→発達→統合(卒業)してまた次に必要な反射が出現していきます。

子供の頃(幼少期0〜5歳)には必要な反応ですが、少年期(6歳〜14歳)頃には徐々に統合して、反射の反応が減って行く症状です。

 (​反射を統合(卒業)して中枢神経系が発達すると、より高次の脳(大脳)によって、その働きは抑制されていきます。)

  • 反射を保持したままでいること自体は、問題では無く、病気でもありませんが、
    それによって、本人が生き辛かったり、苦しんで困っているのであれば、統合のワークを行う事で大人になっても緩和する事もあります、全く新しい解決方法になります。
  • ​西風もこの恐怖麻痺反射の傾向を強く持ってて、この恐怖麻痺反射の統合ワークを行って、自分の心地い事、心地いい身体の場所がわかり、楽になったと思います。
  • 恐怖麻痺反射の例として自分の目の前5mくらいの場所に1人の人が立ってもらい、人の威圧感を感じるとか、威圧感が無くてもそのまま距離を詰めて近づいていくと威圧感が出てくるなど、恐怖麻痺反射の反射が強い人は、目の前に人がいるだけでも心に威圧感を感じて体が反応したりします。 

最近はHSPという言葉をよく耳にしていますが、HSP気質の方は恐怖麻痺反射の傾向が強い人なのかなと思います。

西風が統合ワークを受けたキッカケ

西風は恐怖麻痺反射&モロー反射の「統合ワーク」を受講した事があり、受講したきっかけは自分が楽になれば良いな?!と言う思いからでした。


何が楽じゃないのか?!と言うと、人との距離感が近いと落ち着かない、人との距離が近くなると威圧感を感じてしまう、自分から近づくのはまだ許容範囲を自分でコントロールできるけど、相手が近づいてくると威圧感を感じて、体が固まってしまうなど、人との距離感で体の方に勝手に反応が出てくる、そんな事がハッキリわからずモヤモヤした状態だったのですが、このワークを受けて、何がどう落ち着かないのか?!、なぜ、体が緊張して疲れてしまうのか?余計な気を使ってしまうのか?!がわかる様になりました。

そして、先日は自分の誕生日で自分が生まれた時の事を母親に聞いたら、産まれた時に鉗子分娩で頭を引っ張って出てきたのだそうで、その時、へその緒が首に巻き付いていたという事で、その後4日間3000g→2600gにどんどん体重が減っていったらしく、簡単に言うと死にかけたみたいです!笑。

その時の事が原因なのかわかりませんが、子供の3〜4歳頃は泣いてた記憶しか無く、不安と恐怖が抜けなかった思いはあります。
また、首の周辺は今でもアレルギーで皮膚が痒くて仕方がありません。

理由はわかりませんが、出産の出来事を聞いて、今自分に起きている症状が納得できたような気がしましたね。

出産の記憶が自分の意識の中に残っているのか?
今となってはなんとも証明できませんが、恐怖麻痺反射は、恐怖麻痺反射と言う原始反射の一種で、子供の頃の発達時に必要な反射条件が大人になっても残った状態で、おとなになった今でも自分の身体の中で統合されずに残っている状態です。

だからこそ、親は子供の頃の不安や恐怖を、なるべく無い状態にしてあげると良いかなと思います。

禅の師匠でも有る、井上希道老師の著書「禅の育児論」の中にも書いてありますが、子供が泣くのは不安があるからという事で、何か不安があると、ずっと引きずって泣いてしまうのだと書いてありますから、子供に不安がない状態を作ってあげることが、大人の発達障害の予防にも繋がりそうですね。

恐怖麻痺反射の統合ワークを行いたい方は、西風にお問い合せくださいね。
統合ワークの対応も行っていますので、小さな事でも良いですからご相談下さい。

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