夏野菜を食べて内臓から夏を克服しましょう!

メンタル発達障害・心と身体のつながり

夏野菜の厳選6選で夏バテを克服しましょう。

  1. トマト(五臓:肝・胃)
    【性質】寒性(体を冷やす)

【効果】

体の熱を冷ます(清熱作用)

胃の働きを助け、食欲不振を改善

肝の熱を取ることで、イライラを鎮める作用も期待

【おすすめの人】ほてりやすい人、暑さで食欲がない人

【効果】

体内の余分な水分や熱を尿として排出(利水作用)

胃のムカムカ、むくみ、口の渇きを緩和

【おすすめの人】むくみやすい、汗をかいて喉が渇く人

【効果】

血の巡りをよくし、炎症を抑える(活血作用)

肝の熱を取り、腸の働きを整える(特に便秘傾向の人に◎)

【おすすめの人】便秘がち、熱がこもるタイプ

【効果】

心の火照りを冷ます(心火清熱)

血糖値の調整にも効果(苦味が脾胃を刺激)

疲れやすい夏の体力回復に有効

【おすすめの人】だるさ、寝苦しさ、ストレスが多い人

【効果】

肝の気の巡りを助ける(情緒不安やイライラを緩和)

肺を潤し、暑さによる喉の乾燥を防ぐ

【おすすめの人】ストレスを感じやすい人、喉が渇く人

【効果】

消化吸収を助け、疲労回復に

利尿作用でむくみを緩和

腎の働きをサポートし、体力の消耗を防ぐ

【おすすめの人】疲れやすい、胃腸が弱い人

総合的に見ると…
夏野菜は「体の熱を冷ます」「水分代謝を整える」「気の巡りを良くする」などの働きがあり、特に【肝・胃・脾・腎】に関与する野菜が多いです。

では、夏バテ防止に向けて夏野菜を使った料理の紹介です。

◆ 夏バテ防止レシピ(薬膳ベース)

① トマトと卵の中華炒め(清熱+補気)

【材料】

トマト:2個(皮を湯むきしてもOK)

卵:2個

長ネギ、しょうが(少々)

塩、こしょう、ごま油:適量

【作り方】

卵をふんわり炒めて一旦取り出す

ごま油でネギ・しょうがを炒め、トマトを加えて火を通す

卵を戻して混ぜ合わせ、調味料で味付け

【効果】
→ トマトが体の熱を冷まし、卵が「気(エネルギー)」を補うので、夏のだるさや食欲不振に◎

② ゴーヤと豚肉の味噌炒め(清熱+補陰)

【材料】

ゴーヤ:1本(わたと種を除いて薄切り)

豚肉(薄切り):150g

味噌、酒、みりん、生姜

【作り方】

ゴーヤは塩もみして水にさらす

生姜で豚肉を炒め、火が通ったらゴーヤを加える

味噌+酒+みりんで味付け

【効果】
→ ゴーヤの苦味が心の熱を冷まし、豚肉が潤い(陰)を補い、体力回復に◎

③ トウモロコシと枝豆のスープ(利水+健脾)

【材料】

トウモロコシ:1本(芯ごと使用)

枝豆(塩ゆでしてさやから出す):1/2カップ

玉ねぎ、コンソメ、水

【作り方】

トウモロコシは包丁で実を外す(芯は出汁に)

玉ねぎと一緒に煮て、枝豆を加える

味を整えて完成

【効果】
→ 胃腸を整え、利尿作用もあり、むくみ予防&栄養補給に◎

◆ 体質別おすすめ夏野菜と食べ方

体質タイプ 特徴 おすすめ夏野菜 食べ方のポイント
【気虚】
(疲れやすく元気が出ない) だるい、汗が多い、息切れ トウモロコシ、枝豆、山芋 炒め物やスープで温めて食べる


【陰虚】
(体に潤いが足りない) 口や喉が乾く、寝苦しい 豚肉+トマト、ゴーヤ、白きくらげ 汁物や煮込みで潤いを補う


【陽盛】
(熱がこもりやすい) イライラ、顔のほてり きゅうり、トマト、ナス サラダや冷菜で清熱、ただし冷やしすぎ注意


【湿熱】
(むくみやすく重だるい) 胃腸の不調、汗がべたつく ゴーヤ、トウモロコシ、緑豆 苦味と利水の野菜を炒め物や煮物で

夏の体は「熱がこもる」「水分不足」「食欲不振」になりやすいため、それらを防ぐための「冷やす」「潤す」「整える」効果がある食材が自然に選ばれています。

夏野菜を食べて、内臓から身体を整える事で、秋に向けて夏バテの解消に繋がります。
自分の身体は自分でしか守れません、まずは、食を通して自分の健康を維持してみましょう。
自分の健康を維持できると、メンタルも整いますよ!

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