薬膳的な夏野菜の取り方と身体の関係

プライベート発達障害・心と身体のつながり

夏野菜を食べて暑熱順化を目指しましょう

薬膳の考え方で夏野菜を食べることは、主に「暑さで消耗しやすい体のバランスを整える」ことを目的としています。以下は、薬膳的に見た夏野菜の効果と、それが身体のどこにいいのかのまとめです。

1. 清熱作用(体の熱を冷ます)

• 対象:心(しん)や肺(はい)などの上半身の熱

• 該当野菜:きゅうり、トマト、ゴーヤ、ナス、ズッキーニ、スイカ(果物だが同様に扱われる)

• 効果:

• 暑さでこもった体の熱を冷ます

• のぼせ、イライラ、口の渇き、ほてりなどの軽減

2. 生津作用(体の潤いを補う)

• 対象:肺・胃・大腸の「津液(しんえき=体液)」

• 該当野菜:トマト、キュウリ、スイカ、冬瓜

•効果:

• 汗で失われがちな水分を補う

• 喉の渇きや皮膚の乾燥、便秘の予防

3. 利水作用(余分な水分を排出する)

• 対象:脾(ひ)と腎(じん)に関連する水分代謝機能

• 該当野菜:冬瓜、とうもろこし(ひげ茶含む)、きゅうり、ナス

•効果:

• むくみの改善

• 汗で体内の水分調整が崩れた際のリセット

• 胃腸の働きのサポート

4. 心(しん)を養う

• 夏は「心(しん)」の季節。心は精神や血流をつかさどる臓腑です。

• 対象:心(しん)=血流や精神活動、睡眠など

• 該当野菜:トマト(養心安神の作用)、枝豆(滋養強壮)、ピーマン(消炎作用)

•効果:

• 暑さによる不眠やイライラ、動悸の軽減

• 精神的な落ち着き

総合すると

夏野菜は薬膳的に以下のような体の部位・機能に特に良いです:

• 心(しん):熱を冷まし、気持ちを落ち着ける

• 肺(はい)・胃(い)・大腸:潤いを補い、乾燥や脱水を防ぐ

• 脾(ひ)・腎(じん):むくみや水分代謝を整える

ワンポイントアドバイス

ただし、夏野菜は「寒性(体を冷やす)」のものが多いため、冷えが強い方、胃腸が弱い方は加熱して食べる・温性の食材(生姜やにんにく、味噌など)と一緒に取るのがおすすめです。

私は味噌やにんにくが大好きなので、身体は割と暖かい方で、汗かきなので夏野菜は自分の身体にちょうど良いのかもしれませんね。

こうやって、自分の身体を知って行く事で、口に入れると良いものもわかるようになっていきます。

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